猫の抜け毛を何とかしたい!抜け毛の処理と対策は?
こんにちは!!今回は、愛猫家の間でもお悩みの方が多い「猫の抜け毛」について取上げます。「猫の抜け毛が大量に出て困る!!」「対処方法が解らない」・・・その様なお悩みをお持ちの方の為に、猫の抜け毛の原因から処理方法、部屋をきれいに保つ為の対策まで詳しく解説します。この記事を参考に、飼い猫の抜け毛を上手に処理しましょうね。
猫の抜け毛対策 飼い猫の毛が抜ける原因とは?
最初に「なぜ猫の毛は抜けるのか」を知る事が重要です。抜け毛の原因を知る事が、「飼い猫の抜け毛対策」の第一歩です。猫の毛は普段から抜けるものであり、飼主さんが猫にブラッシングをすれば、更に多く抜けます。
また、猫の種類により「抜けやすい・抜けにくい」という側面もあります。しかし・・・ネコをお飼いの方には、「大量の抜け毛に困った事がある!!」という方も多い亊でしょう。猫の毛が一度に多く抜けるケースとしては”換毛期”である場合と、ねこが病気の場合とがあります。
その時に備えよう 猫の換毛期
猫の毛には”体温を調節する役目”があります。その為に、暑い夏には毛が少なくて短く、寒い冬にはしっかりと厚みのある毛が生えます。この「毛が生え変る時期」が”換毛期”です。それまであった毛が抜け落ちて新しい毛に生え変わる為に、大量の抜け毛が発生します。
病気が原因 ねこの大量の抜け毛
換毛期だけが、大量の抜け毛が出る原因ではありません。人間もストレスが原因で髪の毛が抜ける事がありますよね。猫にもストレスが原因の脱毛があります。その他にも「ノミアレルギー・食べ物によるアレルギー・皮膚病」が原因で、大量に毛が抜ける事があります。換毛期でもないのに飼い猫の抜け毛が通常より多い場合には、注意してください。また、飼い猫の抜け毛の量や時期が気になる方は、獣医師さんにご相談してください。
お悩み改善‼ ねこの抜け毛の処理方法
抜け毛も大量になると掃除するのも大変です。「なかなか片付かない」「もっと簡単にきれいにする方法を知りたい」・・・という方の為に”抜け毛処理の方法”をお教えします。ぜひ参考にしてください。
猫の抜け毛の処理 カーペットの場合
猫の抜け毛がカーペットに付着した場合は、きれいにするのも大変です。いくら掃除機をかけても、それだけで抜綺麗に処理するのは難しい。対策としては、先ず「軍手を活用する」事をお勧めします。
特にすべり止め付きの軍手は便利です。猫の毛を集めやすく、カーペットなどの掃除しにくい物品もきれいにする事が可能です。軍手で猫の毛を集めた後に、粘着テープやコロコロを使って残った猫の毛を吸着します。最後に掃除機で吸い取りましょう。
猫の抜け毛の処理 フローリングの場合
フローリングの場合は、拭き掃除をする際に”濡れたふきん”ではなく、「乾いたふきん」で一度きれいに拭き掃除をしましょう。その後で、きれいに掃除機をかけます。畳とは違い、フローリングは比較的猫の毛も取りやすいのですが、隙間などに入り込んだ抜け毛は「粘着テープ」などで取る必要があります。また、隙間から毛を取り出すのであれば「ほうき」もお勧めです。
猫の抜け毛の処理 衣類に付いた場合
衣服に猫の毛が付いた場合、衣服用のブラシでは毛をすべて落とす事は困難です。その様な時には、粘着力があまり強力でない粘着テープを使うと良いでしょう。粘着力が強すぎると衣服自体を駄目にする事があります。服の布地の種類に合わせて、ほどよい粘着力のテープを選んでください。
また、衣類に付着した「猫の毛を取る為の専用クリーナー」もあります。ぜひ活用してください。その他、ソファーや布類に付いた猫の毛も同じ様な方法で取る事ができます。
愛猫の抜け毛の予防策と注意点
抜け毛の処理も大切です。しかし「抜け毛自体を防ぐ事」が出来れば、飼い主さんも随分と楽になりますよね?大量の抜け毛は処理に時間も掛りますし、きれいに取る事も大変です。”抜け毛を少なく出来る”対策をいくつかご紹介します。
飼い猫にシャンプーをしよう
猫の抜け毛対策として有効なのは、「定期的に飼い猫にシャンプーをしてきれいにしておく事」です。とはいえ、毎日シャンプーする必要はありません。逆にシャンプーをし過ぎると猫が嫌がる上に、ストレスで体調を崩す事もあります。毛が短い種類の猫であれば、せいぜい年換毛期に合わせて二回程度で十分です。長毛種の猫でも月に一回程度で十分です。また、シャンプーにも様々な種類がありますので、色々と試してみて飼い猫と相性の良いものを購入してください。
そして、シャンプーの後はしっかりときれいに乾かしましょう。濡れたままでは雑菌が繁殖し、飼い猫が病気になる可能性があります。もしシャンプーを嫌がるのであれば、直ぐに中止しましょう。シャンプーが出来なくても、「濡れタオルでしっかりと拭いてあげる事」で抜け毛対策になります。
また、定期的なシャンプーは飼い猫の「皮膚病やアレルギー」対策にもなります。飼い猫の皮膚の清潔さを維持し、長生き出来る様に手助けしましょう。
こまめなブラッシングで抜け毛を防ぐ
細目なブラッシングをする事で、大量の抜け毛を防ぐ事が出来ます。特に換毛期であれば刃が付いている様な専用のブラシを使うことで、「抜け落ちてしまう前の大量の毛」を取り除く事ができます。ブラシにも色々な種類がありますので、飼い猫に合ったブラシを選んでください。換毛期は、毎日2回~3回ブラッシングしても猫が嫌がらない様なら問題はありません。
また、ブラッシングは「猫が自分の毛を飲み込んでしまう危険を避ける事」も出来ます。ぜひ試してみてください。ただし、猫のストレスにならない様に、きちんと「ブラッシングの方法」を学習した後に行ってください。
猫の抜け毛対策 掃除機を使おう
掃除機を直接猫に当てて抜け毛を吸い取る・・・と書けば「そんなひどい事は出来ない!!」と思う方もいる事でしょう。もちろん、普通の掃除機では出来ません。しかし、掃除機にも色々と種類があり、ペットの毛に直接当てて吸い取る事の出来る専用のブラシが付いている掃除機があります。その様な掃除機を活用する事で、抜け毛を減少させる事も出来ます。
飼い猫の余分な毛をカット
特に長毛種の猫であれば、夏場の換毛期が来る前に「毛をカットする事」もお勧めです。毛が長いままだと、飼い猫が自分の毛を飲み込む事があります。更に「汗と汚れで皮膚病になる」可能性もあります。その様な事態に陥らない為にも、専門のトリマーさんに依頼して、しっかりと飼い猫の毛をカットしてもらうと良いでしょう。
もし、飼主さんが自宅でバリカンなどを使用してカットする場合には、猫の皮膚を気付付けない様に注意してカットしてください。
飼い猫にストレスを与えない
猫は、非常にストレスに弱く繊細な動物です。ストレスが原因で円形脱毛症になる猫もいます。なるべく、飼い猫にストレスが掛らない方法を選択しましょう。もしも、飼い猫がストレスを感じている様な場合は、「シャンプー・ブラッシング・カット」・・・などの対策を振り返ってみてください。ストレスの原因と思われるものが思い当たった場合は、即中止してください。
猫が嫌がる事はしない
繊細な猫は、嫌な事をされるとストレスを溜め込みます。極力、飼い猫にストレスを与えない方法を実践しましょう。例えば、シャンプーを極端に嫌がる猫の場合は、猫の全身を拭くだけにしておく。ブラッシングを嫌がるのならブラシを変えてみる・・・などです。もし、他に方法があるのなら、出来るだけ「飼い猫が喜ぶような方法」を行ってください。
最後に
抜け毛対策は、飼い猫の毛の処理と同時に疾病対策にもなります。ぜひ実践してください。また上手に対策をする事で、部屋や衣類に付いた「飼い猫の毛の処理」も楽になります。しかし、全ての猫に同じ方法が通用する訳ではありません。いくつか試してみて、「飼い猫に合った抜け毛対策」の方法を選択しましょう。