猫島で有名な玄界島へようこそ
こんにちは。コロナのお陰でまだまだ自粛生活を強いられて大変ですよね。しかし、朝の来ない夜はありません！！また、楽しい日が来るのを待ちながら、今回の記事を読んで頂けると嬉しいです。全国には有名な「猫島」が幾つか存在します。以前「福岡県の猫島・・・相島」について取上げましたが、今回も福岡県にある猫島の一つ「玄界島」を取り上げます。
目次
まだまだあります九州の猫島 玄界島
のどかな港、そして気持ち良く寝ている数匹の猫たち・・・・そうかと思えば、離れた所に一匹だけ日差しを浴びながら遠くを見つめて佇んでいます。物思いに耽っているのか、あるいは、ただポカポカとした陽気を満喫しているのか・・・？その様な、島に住むネコ達の心癒される風景に出会える。愛猫家には楽園の様な場所・・・それが玄界島の日常です。
九州の福岡・・・玄界灘に面する「玄界島」は”猫島”として知られる観光名所で、福岡市の近海に浮かぶ小さな島です。国内に猫島と呼ばれる島は他にも存在しますが、福岡県には「相島・玄界島・大島・地島・姫島・小呂島」などの離島があり、これ全てが何と猫島。今回は玄界島をご紹介します。
福岡の猫島 玄界島について知ろう
”猫島として有名な玄界島”ですが、人口は約1００人ほどの漁業の島です。島の周囲は約4.4km。一時間もあれば歩いて一周出来る位の大きさです。
玄界島で一番高い「遠見山」の山頂からの眺めは絶景で、それはもう素晴らしいの一言。青く澄みわたる海に、何処までも続く玄界灘。振り返れば博多湾の向うにヤフオクドームや福岡タワーが見えて、福岡市の市街地を一望できます。玄界島は観光スポットとしても魅力的な島です。
他にも、玄界島から900mほど先には”さらに小さな島”「柱島」があります。珍しい海食洞窟（海に侵食されて出来上った洞窟）や、美しい砂浜に澄んだ水の海水浴スポット「イタチぐらの浜」がお勧めです。また、島内には神社が二か所！！「小鷹神社」と「若宮神社」があります。特に玄界島に伝わる”百合若伝説”ゆかりの「小鷹神社」は人気の観光スポットです。
猫島として有名な玄界島ですが、実は「海水浴や観光スポット」としても素晴しい、”自然が豊かな島”です。また、近年は魚釣りの名所としても人気です。
お待ちかね 玄界島の猫たち
船が玄界島に近付きます。間もなく到着、港へ入ると早速ニャンコのお出迎えです。「ニャンだ？また来たのか？」・・・と船を注視している猫、眠たそうに目を開けてチラリと見た後に、大きなアクビをして、またうたた寝をするネコ。島の中で「自由にのんびり」と生活する姿が微笑ましい猫たちです。
島に入ると”釣り人”も見掛けます。ここ玄界島は「魚釣りの人気スポット」！釣り人達の足元で「魚ちょーだい！」とお強請りしている猫の姿も（笑）。人懐っこい猫が多いです。なかには近付くと逃げ出す猫もいます。出来れば、そっとしておいて下さいね。
以前はもっと多くの猫達が住んでいたのですが、２００５年に起きた”福岡県西方沖地震”により、島の住宅地の大半が半壊や全壊といった事態に見舞われました。また、斜面の宅地が地盤から崩壊するほどの大災害もあり、猫たちの数が減少したのです・・・現在、島の復興はかなり進んでおり造成された宅地に新しい家が建つなど、きれいな街並みになっています。
玄界島の楽しみ方について
日本全国にはたくさんの「猫島」があり、玄界島もその中の一つです。でも、玄界島にはその島ならではの楽しみ方があります。漁業が盛んで自然豊か、美しい海岸や絶景が堪能できる「玄界島の魅力」を味わってください。
玄界島の猫と海水浴
玄界島には都会の様な繁華街はありません。購売店が一件ありますが、品揃えには限りがあります。もちろん夏は暑いですし、至る所に冷房の効いたお店があるとか、そこら中でかき氷を売っているとか、都会の様な「暑さ対策」も望めません・・・・・しかし。それならば海水浴を兼ねて楽しみましょう。玄界島には海水浴にぴったりのビーチがあります。水着と共に玄界島へGO！
猫と観光
玄界島は歴史のある島です。「百合若伝説」をご存知の方には、実に感慨深い「歴史と伝統」を感じる事が出来ます。可愛い猫たちに癒されつつ、「島の歴史」に触れるのはいかがでしょうか。また、遠見山からの眺めは絶景です。機会があれば、いちど山頂まで登る事をお勧めします。山の標高は約218m！！30分位で登る事が出来ます。
魚釣りと玄界島の猫
玄界島の海は魚が豊富で、釣りのスポットとしても人気です。釣り人の傍に座って、ひたすら吉報を待っている猫がいます。「早く！早く！」とちょうだいアピールで鳴いている猫。猫たちと戯れながらの釣りの一時（笑）今日も猫たちの熱い視線が釣人に注がれている事でしょう。さあ、釣り道具を持って玄界島に行こう！
博多と猫
玄界島へは福岡市の博多区から船で渡ります。玄界島にはホテルなどの宿泊施設はありませんが、福岡市から近距離にありますので、日帰りでの観光が可能です。博多の方にホテルを予約し「猫島旅行」を決行するのも良いでしょう（笑）また、福岡市から他の猫島へのアクセスも可能です。福岡の近海には猫島が六つ！！どの島も、船で３０分ほどの距離です。博多を拠点に、幾つかの猫島を訪れるのもお勧めです。
玄界島の特徴 魅力溢れる福岡の島
玄界島は昔から猫島としても有名でした。そして、福岡市内からのアクセスが良い場所でもあります。また「百合若伝説」の歴史的価値や、玄界灘の一端である豊で美しい海が玄界島の特徴を形成しています。
玄界島の百合若伝説
古くからの伝説です。平安時代に新羅の国が九州北部に襲来しました。これを迎え撃ったのが豊後の国の国主「百合若」でした。百合若は、自分の率いていた兵を休める為に玄界島に立ち寄ったのですが、出世を企む部下や別府兄弟らの陰謀により、この島に置き去りにされたのです。
その様な事情で島に留まっている間、百合若が大切に飼っていた鷹「緑丸」が手紙や硯や筆を運んでくれたものの、やがて力尽き死んでしまいます。その時の硯が、小鷹神社と深い関係にある訳です。その後、百合若はどうなっていくのか・・・興味のある片は玄界島を訪れてみると良いでしょう。
玄界島の海産資源
玄界島で漁業が始ったのは1501年～1503年の事だと言われています。島の周囲は魚が豊富で漁業に適した環境で、昔から「玄界島は魚の島」でした。また、上に書いてある様に「釣りスポット」としても人気の島です。
釣果としては「鯛・カレイ・アオリイカ・鯵・スズキ」などが期待できます。基本的に、竿などの釣り道具は持参した方が良いでしょう。お店で釣り道具を販売していますが、品揃えを期待してはいけません。美味しそうな魚を釣り上げて、猫に良い所を見せましょう（笑）
玄界島へのアクセス
ベイサイドプレイス博多埠頭から船に乗り、島には約35分で到着します。料金は「大人860円・子供430円」。また、必要な物は船に乗る前に買い揃えておきましょう。玄界島にはお店は一軒だけです（※ベイサイドプレイス博多埠頭へは博多駅から西鉄バスで17分ほどです）
ベイサイドプレイス博多埠頭を出発 → 玄界島へ到着
出発時刻から到着時刻のタイムスケジュールです。
7:10→7:45
8:50→9:25
11:20→11:55
13:30→14:05
16:45→17:20
18:30→19:05
21:00→21:35（3月から11月のみ）
20:35→21:10（12月から2月のみ）
玄界島を出発 ベイサイドプレイス博多埠頭に到着
出発時刻から到着時刻のタイムスケジュールです
6:20→6:55
8:00→8:35
9:40→10:15
12:10→12:45
14:30→15:05
17:35→18:10
19:45→20:20
玄界島での留意点
・宿泊施設はありません。ただし集会所や漁村センターで相談には応じて貰えます。
・販売店は一軒。小さな離島ですので品揃えは限られています。
・自動販売機はありますが、飲料水などは出来るだけ持参しゴミは持ち帰りましょう。
・福岡市内に近いとはいえ離島ですので、怪我などをしない様に気を付けましょう。診療所はあります。
・シャワー無し WiFi無し
玄界島について紹介してきました。可愛い猫たちの仕草に癒され、美しい海や景観を堪能できる島です。島の楽しみ方も色々あります、ぜひ玄界島を堪能してください。玄界島は、いわゆる離島の中では「船の発着」は多い島です。午前中に行き夕方に帰る場合でも、時間は充分に取れるでしょう。帰りの船の時刻だけは注意して、後はゆったりと過ごす事が出来る素敵な島です。
