aae380ff2a138431e860c699588ef08b_s

ペット保険は必要です

こんにちは!!こちらのホーム・ページでは猫の「病気・健康管理・食生活」などを取り上げてきましたが、今回はさらに踏み込んで「ペット保険」を取上げま。この「ペット保険」・・・聞いた亊はあるけど、実態については「今一つ解らない・・・・」という愛猫家の方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

猫だって病気もすればケガもします。月並みですが”いざという時に慌てない為にも「保険」の準備はしておきましょう。そこで今回の”キャットフード安全”では、愛猫家のTさんに「ペット保険」について出来るだけ ”解りやすくかつ詳細に” 書いて頂きました。では、どうぞ。

 

1390768


 

最初に・・・ペット保険とは何なのか

 

ペットブームなどと言われる日本ですが、特に「猫の人気」が高まっています。猫の可愛らしさに加え、最近では「ペットOK」の物件が増えてきた事も関係しているかも知れません。猫は犬の様に散歩の必要もありませんし、”あまり手が掛からない”というイメージもあり、割と気軽に飼い始める方もいる様です。

 

 

しかし気掛かりな事も出てきます。特に心配事の一つは「飼い猫の病気怪我」であり、その対策や備えでしょう。何も無ければそれに越した事はないのですが、そうもいかないもの。飼い猫が怪我をしたり入院が必要となった時に頼りになる存在が「ペット保険」なのです。しかし初めて「ペット保険」に加入する方にしてみれば・・・

 

 

●飼い猫に保険って本当に必要なの?
●どの様な種類の保険(補償内容や保険料)があるのか?
●保険に加入する前に注意する点は?
●保険会社やプランの選び方はどうすれば良いのか?

 

 

・・・・・などなど不安な事も多々あるでしょう。そこでここから先は

 

「ペット保険の大まかな内容保険の種類保険の選び方加入時期保険加入の流れ

 

・・・・これら五つの項目について説明してゆきます。

 

45f3b94bc37eb67414d1f95ea9dc1720_s

 


ペット保険が必要な理由

 

現在、飼い猫の平均寿命は15歳位と言われています。ただし飼育状況や生活環境により差も出てきますので、ひんぱんに外出する猫の寿命は平均より短く、生涯家の中で過ごす猫は15歳以上まで生きる傾向がある様です。私達も健康保険に加入する事で、病気や怪我の際に迷わず病院に行く事が出来ますよね?ペットも同様です。飼い猫が病気した時に、健康保険が無い為に動物病院での医療費が思わぬ高額になる様な事態は避けたいところです。

 

 

意外に多い飼い猫の病気と怪我

 

 

昨年の損害保険会社の保険請求による「ペットの傷病ランキング」です。猫の場合は・・・

 

1位 下痢      9,700円
2位 膀胱炎    13,600円 
3位 皮膚炎     8,700円
4位 腎不全    33,500円
5位 異物誤飲   75,600円

 

というデータが出ています。猫の場合は犬と比較すると ”病気が少ないというイメージ” があり、また「室内飼いの猫」の場合は病気や怪我のリスクも減少傾向にある様です。しかし安全と思われる家の中ですら、最近では飼い猫の ”思わぬ事故による骨折や異物誤飲” などのケースが増えています。

 

1350102

 

 

何かあった時”ある程度の備えや準備”が無いと病院に連れて行く事を躊躇してしまい、結果的にはその際の手当の遅れが命を落とす様な事態になりかねません。

 

疾病時の備えは大切なペットの命を守る為の飼い主の責務です

 

飼い猫が不幸な状況に陥らない為の防御策こそがペット保険の役割なのです。

 

 

 

猫田先生
普段生活してゆく中で、避けたくても避けられないものが病気と怪我です。これに関しては人間も猫も例外ではありません!
タマちゃん
ペットだけに特化した保険もあるんだね!?凄いニャー
猫田先生
病気や怪我の種類にもよるけど、医療費というのは高額になりがちです。その時になって慌てない為にも、事前に準備をしておく必要があるんだよね。
タマちゃん
猫も意外にケガをする事が多いみたいだしね。そうやってセーフティネットを考えておく事って大切ニャンだね。 

 

 


ペット保険の種類と補償内容について

 

 

ペット保険とはペットが疾病時に病院で受ける医療費を補償してくれる保険を指します。しかし、一般的な保険では「予防接種・定期健診・健康診断・去勢・避妊手術」は補償されません。そして持病があると加入出来ないなどと条件が厳しくなる事もあります。また年齢制限もありますので、いざ入ろうと思った時には年齢オーバーで加入出来ない・・・・といった事もあり得ます。猫も高齢になればなる程に病気のリスクが高まります。猫を飼い始めた方は、なるべく早い段階でペット保険について検討される事をお勧めします。


 

少額短期保険会社と損害保険会社の違いについて

 

ペット保険を扱う会社も多く、実際のところ「どの保険に加入したら良いのか?」とお悩みの方も多い様です。仮にネットなどで調べたものの ”ペット保険お勧めランキングなどのサイト”は何か保険会社の宣伝色が濃い様な感じがして、結局判断が付かずに加入しなかった・・・・・という話も聞きます。(※もちろん利害関係なく誠実に調査しているサイトもあります)先ずはペット保険について解りやすくまとめてみました。

 

 

●保険会社の種類・・・・・ペット保険運営会社の場合大別すると

「少額短期保険会社」と「損害保険会社」

の二つがあります。

 

●少額短期保険会社

これは名前の通り”補償金額の少ない短期の保険を扱っている会社”です。1,000万円以内で1年~2年の補償を取り扱っており、ペット用の保険の多くがこの少額短期保険です。

 

●損害保険会社

こちらの方は、損害保険会社として損害保険契約者保護機構への加入が義務付けられており、万一保険会社が経営破綻しても保険金は原則としてある程度補償されています。少額短期保険会社と比較すると支払われる「保険料・補償金額」が共に高めの設定が多いです。

 

a48f2b62358fba43ef6e27afa1f172b6_s

 

 

抑えておきましょう・・・補償のタイプ

 

補償のタイプにも違いがあり「実費補償型と定率補償型」があります。

 

●実費補償型

あらかじめ定められている範囲内の医療費を全て補償してもらえるシステムです。例えば、「1日5,000円までの補償プラン」に加入したとします。仮に医療費が6,000円掛ったとしたら、その内の5,000円までは補償され、加入者は残りの1000円だけの負担で済みます。ただし、毎回保険会社に請求する必要がありますので、「保険金を手にするまでの日数が掛る事と、高額医療費の場合は加入者の負担が大きくなる亊がデメリット」です。一日の補償限度額を低いものに設定すると、保険料の負担が抑えられるのが大きなメリットといえます。

 

 

●定率補償型

日本に於けるペット保険の主流がこのタイプです。保険対象となる医療費の内「契約したプランの補償割合に乗っ取った金額が支払われる」というものです。「年間支払限度額・一日または一回あたりの支払い限度額・上限日数」などに”制限がない商品”は高額医療費の備えとして有効と言えます。また窓口精算に対応している病院を利用している場合は、わざわざ保険会社に請求する必要がない亊が大きなメリットです。

 

845569

 

 

保険会社による免責事項のチェックを怠るな

 

免責とは ”ある特定の疾病に対しては保険料をお支払い出来ません”・・・・という保険会社の補償対象外の病気や怪我の事を指します。この免責事項は保険会社により様々ですので、加入する前に必ずチェックしておくべき項目です。特に保険料のペット保険の場合は、この免責内容をきちんと確認しおきましょう。補償を受けられると思っていた医療費が実は補償の対象外だった・・・・という事になりかねません。

 

 

そしてもう一つ。保険加入時には補償対象の病気や怪我だったものが、継続的な治療が必要になった事により翌年からは「免責対象の傷病に追加される」事があります。治療費の額や治療回数なども保険商品の内容によって様々ですので、こちらも必ずチェックしておく必要があります。

 

 

 

猫田先生
ペット保険も、それを取り扱う保険会社やプランによって補償内容が変ってきます。現在は定率保証型と呼ばれるペット保険が主流です。
タマちゃん
たくさんの種類の保険があるんだねぇ・・・・どれを選ぶか、飼主さんも大変だニャ
猫田先生
経済的な側面から選ぶ人もいるし、飼い猫の種類やタイプから考慮する飼主さんもいます。因みに、オス猫だと賢不全にかかる割合が高いので高額医療になっても、なるべく負担の少ない保険を選ぶ人が多いみたいだね。
タマちゃん
 それと保険の対象にならない病気もあるんだね!? 飼主さんはこの”免責事項”も必ずチェックしておいてね!!

 

 


 

飼い猫にふさわしいペット保険とは?

 

猫は病気になりにくいというイメージがあります。しかしそれには「猫は病気を隠す」という習性が関係しているかも知れません。先ず動物は言葉を話しませんし、人間と比較しても表情も解りにくいですよね?「痛い・きつい・苦しい」・・・・自らの体調不良を言葉で伝えられない上に病気を隠しがちな猫の場合は、どうしても飼い主が猫の体調不良に気付くのに遅くなりがちです。病院へ連れて行った時には、既に重篤な状態だったというケースも少なくない様です。特に高齢になると病気のリスクは高まり、治療費の負担が増えます。そこで、筆者が個人的に考えた理想の保険プランと注意すべき事柄を挙げておきます・・・・・

 

 

お勧めの保険のタイプと注意すべき事項

 

● 一生涯に掛かる保険料が安く終身継続できるもの
● 通院・入院・手術に対応し高額な医療費を補えるもの
● 年間限度補償額にも注意
● 補償される病気・怪我などをしっかりチェック

 

 

猫に多い病気として「腎臓病糖尿病心臓病甲状腺機能亢進症歯周病」があります。また、猫にはオモチャや家財道具などの誤飲事故も多く、手術費用は高額になりがちですので補償を付けておきたい所です。

 

1338637

 

■保険料について

保険料や保険内容については、インターネットで簡単に比較できるサイトもあります。また各保険会社の公式サイトでは、見積額なども簡単に調べる事が出来ますので是非活用しましょう!!「年齢・種類な」どを入力するだけで“おおよその保険料を調べる事が可能”ですし、とても便利です。

 

 

また、飼いネコが二頭以上の場合は保険料が割引になる場合もあります。猫の場合は四歳位までは月額が1,300円前後という保険会社が多く、やはり年齢が上がるにつれ保険料は高くなります。因みに、インターネットでは「月額480円~980円」というかなり安価な保険プランを見る事もあります。安いので気軽に入れる保険としては良いのかもしれませんが、補償内容だけはしっかりと確認する様にしましょう。

 

 

 

ペット保険に加入するタイミング

 

様々な意見がありますが、やはり出来るだけ早めに加入する事をお勧めします。もちろん経済的に余裕のある方・・・・・〝愛猫の医療費は制限無く何時でもポンッと支払える!!”という方には必要ありません。またご自分で「毎月決った金額の治療費を貯蓄しておく」・・・・・というのも一つの方法です。しかし、実際問題として”貯蓄する”というのも簡単ではありませんよね?

 

貯蓄して備えるのに比べれば、保険の方がずっと「確実で安心」だという事は、私の経験からもいえます。

保険のメリットは加入した時点で直ぐに安心が買える事

 

「保険を使う機会がないとしたら無駄金」と考える方もいるかも知れませんが・・・私はそんな事はないと考えます。飼い猫が安心して病気や怪我をする事もなく過ごせる亊自体が大きなメリットです!!そして保険加入には年齢制限があり、身体が健全な状態でなければ加入出来ないという原則もあります。飼い猫が発病してからでは、保険に入る事自体が難しくなります。

 

もしペット保険への加入を検討中ならば、なるべく早い段階で加入される事をお勧めします。

 

829219

 

ペット保険・・・申請から加入までの流れ

 

先ず保険金額は飼い猫の年齢によって変ります。ただし、飼い猫の正確な生年月日が解らなくても大丈夫です。動物病院で持病や推定年齢を調べてももらう事が出来ますので、その結果を告知書に記入し診断書と共に保険会社に提出します。

 

 

「持病があると加入できないの?」とご心配の方もいる事でしょう。ただ、そこで事実を隠したり誤魔化したりする様な事は厳禁です。保険加入前に飼い猫が発症している「病気や怪我」については、保険会社にきちんと告知する様にしましょう。その病気やケガについては残念ながら補償されないケースが多いですが、保険自体に加入する事は出来る場合が多いです。

 

 

保険への加入方法としてはインター・ネットによる申込みが一つ。保険会社宛てに資料請求をし届いた後に、書面での申し込み方法があります。迅速なのはやはりインターネットでの申込みですね。加入審査が通れば「払い込み保険証書」が届きます。

 

 

 

猫田先生
人間もそうですが、猫の場合も掛りやすい病気というものがあります。
タマちゃん
賢蔵病は知ってたけど、糖尿病歯周病も・・・・先生と同じなんだニャー
猫田先生
うるさい!! あ、いや・・・・その際の入院や手術した場合のプランもしっかり視野に入れて保険を選ぶ事が大切なんだよね。あと加入時期も
タマちゃん
 保険によっては年齢制限もあるんだね。やっぱり飼主さんには出来るだけ早い時期に保険に入れてあげて欲しいニャ

 

 


 

確実な安心と備えを得る事が最大のメリット

 

「ペット保険」について出来るだけ解りやすく解説してみました。猫が病気に掛りやすい時期は、やはり生後間もない頃と高齢期です。保険の加入に関しては特に、高齢期に差し掛った飼い猫の病気に備えておく必要があります。何歳で保険に加入したかによって保険料は変りますし、加入出来る年齢制限もあります。保険に加入するタイミングも重要なのです。

 

「大切な家族の為」に病気や怪我の医療費を備えておく事は大切です。ペット保険に加入する事により確かな備えと安心を得られるメリットは大きいのではないかと思います。

 

 

798232

  • このエントリーをはてなブックマークに追加


関連記事


ランキング


おすすめ記事